Care / Maintenance
Materials素材について
弊社で使用している表面素材はすべて、経年変化を楽しんで頂けるものを選定しています。
Denim デニム産地である児島・福山で織られたコットン100%の10oz~15ozのセルビッチデニムを使用。VLの生地は約半世紀前に作られたG3と呼ばれる旧力織機で織られています。この生デニムは、ざらつきやムラ感、毛羽立などヴィンテージデニム特有の風合いを醸し出し、使用することにより一層ヴィンテージらしい色落ちを味わえます。他の生地に関しても、使い込むことで美しい縦落ちやアタリがでる生地を厳選しています。
※素材の特性上、水分や汗、摩擦などにより色移りします。
Leather イス張で使われることが多いクロム革ではなく、鞄、革小物に使うヌメ革を使用。ヌメ革は革本来の素朴な自然な風合いがあり、丈夫で長持ちします。使い込む程にじんわりとした味わいの深いツヤが出ます。兵庫県たつの市で生産された革を使用。レザーカラーの茶芯は、ブラウンに染めたレザーの表面をさらに黒色に染め、使い込むことの擦れにより、レザー内部にあるブラウンがヴィンテージレザージャケットのように露出してきます。
Sewing 半世紀前のアンティークミシン(シンガー・ユニオンスペシャル)を使用。アンティークミシンで縫い上げることで力強いステッチを表現。一部分では、ヴィンテージデニムのようなパッカリングを表現するためにチェーンステッチを採用。糸は綿糸を使用することでステッチも色落ちをする仕様になっています。
Wood 飛騨高山で材木を選定したウォールナット/ブラックチェリー/オーク/チェスナットを使用。仕上げはオイルフィニッシュにすることにより木目を生かした自然な仕上がりです。

ウォールナット
衝撃や狂いに強く、紫外線の影響でタンニンが酸化し赤褐色に、さらに茶褐色へと変化していきます。

ブラックチェリー
淡いピンク色から徐々に濃くなり飴色がかってくる。経年変化のスピードが早い。樹脂が木目に詰まって出来るガムポケット(黒い節状、班点模様)や、リップルマーク(さざ波紋、うねり模様)が出るのも特徴です。

オーク
肌色から徐々に茶色と黄色が少しずつ現れ、やわらかい黄金色に変色していく。虎斑紋が出るのも特徴です。

チェスナット
使い込めば使い込むほど薄い色合いだったものが濃くなり、木目もしっかり浮かび上がってきます。

天然木使用製品について
天然木のため木目や色、自然な節や、筋状の木目、虎斑(とらふ)も様々で、材料のもつ特性により多少の違いが出る場合があります。また湿度変化の多い環境などにおいては、反りやゆがみが発生することもありますので、あらかじめご了承ください。

Thread 綿糸を使用
Cinch back 鉄製(可動パーツ銅メッキ)/ 刻印:SOLIDE
Button 鉄ドーナツボタン/17mmと14mmを使用。徐々にサビてきます。
※はじめからサビが付いている場合がございます。
Rivet 銅打ち抜きタイプ。くすんだ色に変化し重厚感が増します。
Brass 使っていくほどに色が深くなり、光沢が霞んでいき、アンティーク調の色味になります。
Rattan 天然素材で呼吸しているので、多湿の季節には水分を吸収し、乾燥した季節には水分を放出してくれます。
Cushion 数種類のウレタンの組み合わせです。
Care / Maintenanceケア・お手入れについて
製品全般 経年変化を楽しむことを前提に製作していますので、キズ・擦れ等も味ととらえていただき、基本お手入れは必要ありませんが、長く愛用していただく為に定期的なお手入れをおすすめ致します。柔らかい布でカラ拭きしていただき、洗剤や薬品(ベンジン、シンナー、アルコール、化学ぞうきんなど)の使用は避けてください。経年変化の風合いを損なう場合がございます。
木部 定期的(半年~1年目安)に専用オイルを浸透させてください。
1.表面のホコリを乾いたタオルで取り除きます。
2.乾いたタオルかウエスに木部専用のオイルを染み込ませ木部を拭いていきます。
3.風通しを良くして、1日乾かしてください。乾いたら再度乾いたタオルでカラ拭きします。
定期的(半年~1年目安)に専用オイルを浸透させてください。
1.表面のホコリを乾いたタオルで取り除きます。
2.革専用のオイルを指に取り表面を優しく撫でるように全体に薄く塗っていきます。
3.風通しを良くして、乾いたらタオルでカラ拭きします。
デニム カバーになっているデニムは裏返して単独で洗濯してください。水手洗い、シワをのばして陰干しが理想です。
※縮んだり、色移りする可能性があります。
取り外しできないデニムはブラッシングや掃除機で織り目のほこり等を取り除いてください。それでも取れない場合はうすめた中性洗剤を布に染み込ませ軽く絞ってたたくようにして拭き取る。あとは洗剤を布でよく拭き取り乾燥してください。
リペア デニムは破れても、リペアすることで使い続けられる唯一のサステナブル生地です。状況を見極め、最適なリペアをすることにより、また一緒に時を刻む事ができます。